私は現在、社会福祉士の資格を持っています。元々は介護職だった私が社会福祉士を取得したのは、様々な思いがあったからです。
ここでは、社会福祉士を取得した経緯、勉強方法や取得して良かったと思うことなどをご紹介します。現在介護職として働いて社会福祉士を取得しようと考えている方や、社会福祉士を目指したいけどどうしたら良いのかわからないといった方は是非参考にしてください。
目指すきっかけと、学校入学
私が社会福祉士を目指したのは、素晴らしい社会福祉士と関わったからです。その方は、本当に尊敬出来る方で、私も同じように社会福祉士を取得したいと思いました。それがきっかけです。
ただ、それはあくまでもきっかけであり実際、社会福祉士を取得するためには学校にも通わないといけませんし、社会福祉士になりたいと思いつつも、なれないだろうと思っていたのです。しかし、取得方法について調べてみると、私は取得しやすい立場にいたことを知りました。
私の場合、相談員としての実務経験がありましたので、短期の通信教育を受けるだけで受験資格を得られる立場にありました。数年だと思っていた学校が9か月だけで良かったのです。
そのため、私はすぐに資料を取り寄せて入学手続きをしました。
おそらく数年学校に通わないといけなかったら諦めていたかと思います。
10月に入学手続きをして、4月に学校が始まりましたが、通信教育でしたのでレポートの提出が中心であり、通学は5日間だけでした。仕事をしながらでも十分通うことができました。
受験勉強は本当に大変
今まで介護福祉士やケアマネジャーを取得してきましたが、社会福祉士が間違いなく一番勉強しました。社会福祉士の何が大変かというと、範囲が非常に広いのです。受験科目は専門科目と共通科目に分かれており、合計で19科目です。
介護関係の勉強もありましたが、馴染みのない児童福祉、母子関係、年金などの社会保険、更生施設などの勉強も大変でした。特に最初のころは何から手をつけていいのか全く分からず、机に向かっているだけという状態が続いていました。
結果的に一番効果的だった勉強方法は、過去問題を繰り返し繰り返し、全問正解するまで解く方法です。問題に慣れるということが大切だと今では思います。
当時私は仕事をしており、電車通勤だったので電車の中で過去問題を解いて、間違った部分は自宅に帰り教科書を見ながら確認をしました。
その時期は本当に大変な時期でした。
文字通り必死で勉強した私は、なんとか1回の受験で合格をすることが出来たのです。
社会福祉士の資格を取得してから変わったこと
私は資格を取得をして、ケアマネジャーから相談員として実務をしましたが、すぐに妊娠が発覚して社会福祉士としての実務は1年ほどです。
取得して思ったのは、仕事の選択肢の幅が非常に広くなったと感じています。高齢者福祉はもちろんですが、児童福祉や障碍者福祉、母子や更生保護など様々なところで社会福祉士が活躍していますので、今からでも復職するのが楽しみです。視野が広がったのが社会福祉士としてのメリットだと思います。
社会福祉士を取得する方に知っておいてほしいこと
社会福祉士は大変な試験ですので、途中で諦めようと思うこともあるかと思います。しかし、必ず1回の受験で合格することを目指すべきです。
私は後から知りましたが、社会福祉士の試験は1回落ちるとその後はなかなか受かりにくい試験なのです。
そのため、いくら勉強がしんどくても1回で受かる気持ちで受験をすることをお勧めします。
まとめ
社会福祉士は名称独占の資格であり、まだまだ発展途上の資格です。しかし、活躍の場は広がっていますし、現在では非常に期待されている資格でもあります。
社会福祉士に少しでも興味があるのであれば、是非取得をお勧めします。
ライタープロフィール
Kokko0320
介護福祉士、ケアマネジャー、社会福祉士を取得しています。介護についての情報や私の経験談など、現在介護をしている方はもちろん、これから介護を目指している方にわかりやすくご紹介していきます。