履歴書や職務経歴書というのは、応募した勤務先に与える第一印象そのものです。内容だけでなく、文字の大きさ、書き方・並べ方、写真の貼り方などで「わたし」という人柄をみられることになります。丁寧に心を込めて履歴書を作りましょう。
手書きか?パソコンか?
指定がない限り、どちらで作成しても構いません。ただ履歴書は前述したとおり、たくさんの応募者がいる中で自分の人柄や思いを伝えるためには、手書きの方が効果的なことも多々あります。一方で職務経歴書はパソコンで作成するというのが一般的です。
サイズは?
指定がない限り、B5(B4)またはA4サイズが一般的です。見やすければ、サイズに関してはどちらでも問題がないでしょう。
基本情報の書き方
日付
- 履歴書・職務経歴書全体を通して、西暦か和暦かを統一しましょう。
- 面接日、郵送の場合は投函日を記載します。
氏名
- 大きく書き、姓と名の間には空白を作ります。
- 「ふりがな」はひらがなで、「フリガナ」はカタカナで記入しましょう。
生年月日
- こちらも上記の「日付」と同様、西暦か和暦、統一した方で記入します。
年齢
- 上記「日付」の時の年齢を記入します。
住所
- 郵便番号を忘れずに、都道府県から記入します。
- マンション名もふりがなを忘れずに記入します。
- 現住所とは違った住所へ連絡が欲しい場合のみ、下段に記載します。
ない場合は、「同上」と記入します。
電話番号
- 固定電話がない場合は携帯電話のみ記入します。
メールアドレス
- 連絡が取りやすい個人のアドレスにしましょう。
現在は携帯のメールアドレスだけではなく、スマホやパソコンでも対応ができるフリーのメールアドレスを記入することが多くなっています。
写真に関して
- サイズは横2.4cm~3.0cm、縦3.6cm~4.0cmにします。
- カラー、正面から胸部あたりまで、3ヶ月以内に撮影したものにします。
- 服装はスーツやジャケットを着用するのが一般的です。
- きれいに貼りましょう!
これが一番大切です。以下について確認しましょう。
◇ 大きさが合っていますか?
◇ 写真はきれいにカットできていますか?
◇ 糊の跡がついてしまっていませんか?
◇ 枠に沿って貼ることができていますか?曲がっていませんか?
- 写真は最後に、すべて書き終えた後に貼りましょう。
- 万が一剥がれてしまっても誰の写真であるかわかるために、写真の裏には名前を記入しましょう。
学歴・職歴の書き方
一段目に「学歴」、学歴が終わったら一段開けて「職歴」と記入して、学歴と職歴をしっかりと分けます。こちらで記載する年も、履歴書全体で統一した西暦か和暦で記入します。
学歴の書き方
- 最終学歴の一つ前から記入します。
- 学部・学科まで記入します。
- 学校名は正式名称で、高校は高等学校と記入します。
職歴の書き方
- 時系列に沿って、会社名を正式名称で記入します。
- その下に部署や業務内容を簡潔に記入します。
- 会社名が変更になった場合はカッコ書きで(現 ~会社)と記入します。
- 同企業内異動で、部署変更した場合も記入します。
- すべて記入し終わったらその下に「現在に至る」と記入し、さらにその下段右寄せで「以上」と記入します。退職日が決まっている場合は、現在に至るの後カッコ書きで(○○年○○月に退職予定)と記入します。
免許・資格欄の書き方
- こちらで記載する年も、履歴書全体で統一した西暦か和暦で記入します。
- 先に免許、次に資格を記入します。
- 免許や資格は正式名称で記入します。
(例)
- 自動車免許:普通自動車第一種運転免許(AT限定)
- 英検:実用英語技能検定●級
- 介護職員初任者研修
- 介護職員実務者研修
- ケアマネジャー
- 理学療法士
- 作業療法士
- 介護福祉士
免許は「取得」、試験は「合格」、研修は「修了」と記入します。最後に勉強中のものがあれば、記入しておくとよいでしょう。
志望動機欄の書き方
以下のポイントに注意しましょう!
◇ 応募先が欲しい人材として、自分をアピールできていますか?
◇ 自分の経歴や資格を生かして仕事ができることをアピールできていますか?
◇ 応募先の何が、自分のやりたいことと合っていて応募したと説明できていますか?
趣味・特技、本人希望欄、その他諸項目の書き方
- 趣味や特技は、応募先の業務内容と直接結びつかなくても記入しましょう。面接時に、話題として取り上げられる場合もあります。
- 原則待遇面は「貴社の規定に従います」と記入します。
- 通勤時間は、90分以内が一般的。内定後引っ越しを考える場合は、「内定後転居予定」と本人希望欄に記載。
- 配偶者の有無は、手当にも関わることなので記入します。