介護の職場は以下の3タイプに分けられます。
- 介護施設タイプ
- 通所施設タイプ
- 訪問介護タイプ
働く上でのメリットとデメリット -施設形態別-
まずは施設の形態別にメリットとデメリットを整理しましょう。
以上のような3タイプでも、その特徴は様々です。
働く上でのメリットとデメリット -施設別 詳細編-
自分にとってどの条件が一番大切なのか、整理して探していくようにしましょう。
特別養護老人ホーム(特養)
介護職の醍醐味が味わえる長期的なケアを!
メリット
- 夜勤以外は看護師がいることが多いので、安心して働くことができる。
- 利用者に対して長期的なケアができる。
- 時間帯ごとに業務内容が分かれていることが多いため、仕事を覚えやすい。
- 複数の職員で対応をするため、助け合いながらの介護が可能。
デメリット
- 利用者は介護度が高いので、身体的な負担が大きい。
- ルーティンワークになりがちで、一人ひとりに合ったケアの提供が難しい。
介護老人保健施設(老健)
多様な機関と連携して一時的なケアを!
メリット
- リハビリの成果を感じることができ、自信につながる。
- 医師や看護師などの医療機関やリハビリ専門スタッフと連携した仕事ができる。
- 看取り介護ではなく、機能回復目的の介護であるため、精神的負担は少ない。
デメリット
- 多くが医療法人なので、医療関係者の方が発言権が強いと感じることがある。
- 在宅復帰や自立した生活を目標とするので、ケア体制に違和感を覚える可能性がある。
有料老人ホーム
接客・サービス面からのサポートをプラス!
メリット
- 介護度が軽く、身体的な負担が少ない施設も多い。
- 利用者とコミュニケーションが取りやすい。
- 接客の仕事も学ぶことができる。
デメリット
- 接客・サービス面でも求められることが多い。
- 運営側の利益追求が強い傾向にある。
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
利用者の生活に密着した生活援助のサポートを!
メリット
- 掃除、洗濯などの家事を主とした生活援助があり、利用者の介護度は低いことが多いため、身体的な負担は少ない。
- 敷地内の事業所から通うため、移動は楽。
- ケアプランにそって一日の業務を行うため仕事の整理はしやすい。
デメリット
- 医師・看護師の常駐がない場合が多い。
- 利用者ご家族対応は多めで、突発的に用事を頼まれることもある。
グループホーム
認知症の方へ少人数で家庭的なケアを!
メリット
- 認知症について学ぶことができる。
- 家庭的な雰囲気の中で、利用者と一緒に生活することができる。
- 一人ひとりに寄り添ったケアができる。
デメリット
- 接客・サービス面でも求められることが多い。
- 運営側の利益追求が強い傾向にある。
デイケア・デイサービス(通所介護)
数時間の日帰りケアで、利用者を楽しませるレクリエーションも豊富!
メリット
- 基本的に夜勤がなく、日曜や祝日がお休みの事業所が多い。
- 介護度が低めの方が多いので、身体的負担は少ない。
- 送迎するので、利用者のご家族とも話ができ、利用者の背景を知ることができる。
デメリット
- レクリエーションイベントがあり、企画力が求められる。またイベントにおいては、盛り上げ役になる必要がある。
- 日勤のみの時間固定シフトなので、一部でしか利用者と関わることができない。
訪問介護
1対1の介護を自分のペースで!
メリット
- 1対1の介護ができ、利用者に寄り添った介護ができる。
- 自宅に訪問するので、利用者がリラックスした環境で介護ができる。
- 夜間の業務はほとんどなく、短時間勤務も可能。
デメリット
- 一人で行うので、豊富な知識と経験が求められ、利用者間の移動がある。
- 正社員での募集が少ない。