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私が介護支援専門員になるまで ~ライターmusubi0116の場合~

2017年9月21日 12:45

介護職経験談

私は中学生のころから福祉の仕事に就くのが夢でした。
その夢を実現し介護福祉士、介護支援専門員になるまでのストーリー、そして現在についてまとめました。

介護福祉士になるまで

老人ホームの園長になることが夢で、周りには「変わってるね」とよく言われていました。
福祉系大学を卒業して、念願の特別養護老人ホームに入職できた時は夢に一歩近づいたと嬉しく感じました。

大学で学んだことは実際の現場ではほとんど役に立たず、高齢者との接し方やおむつ交換の方法など、すべてが1からの学びでした。

中でも、「コミュニケーション」が難しく、沖縄という地域性から多くの利用者は方言しか理解できない方ばかり。
利用者が何を言っているのか分からない、どう伝えたらいいのか分からないという状態でした。
それでも、先輩に助けてもらったり利用者から「こんな時はこうやって伝えるといいんだよ」と教えて頂きました。

その頃は、ただただ毎日が楽しくて利用者の気持ちに沿った介護について考えることは、ほとんどありませんでした。

資格所有者は優先的に正社員に採用するという職場のルールに歯がゆい思いをしながらも、介護職員として働き始めて5年目に、介護福祉士の資格を取得しました。

介護福祉士から介護支援専門員へ

その頃から介護施設のルーチンワークに疑問を感じるようになり、入浴介助や食事介助、オムツ交換といった介護業務に対して『本当にこれでいいのだろうか?』と自問自答する日々が続きました。

介護施設では、決められた時間に食事をとり、決められた場所で過ごす。
個人ではなく集団としての援助が当たり前のように繰り返されました

ちょうどそのころ介護保険制度スタートに向けて、勤めていた職場では「ケアプラン勉強会」が開催されました。

本当に、目から鱗が落ちるとはこのことです。
それまで「いかに早く業務をこなせるか?」「利用者よりも職員が優先」という古い考え方が主流だった施設に、新しい介護の形が姿を見せたのです。

その人の暮らしてきた背景を知り、その人が何を望んでいるのか?その人が持っている力は?という点に着目して個別計画を立てて、そのプランに沿った介護を提供する。

この勉強会で刺激を受けて、「介護とは何か?」「利用者に寄り添うとは?」を真剣に考えるようになりました。

しばらくしてから、結婚、出産、育児と続きその間にも介護保険制度はスタートし介護業界は変化していきました。

育児休暇から復帰し新しい制度の下での介護業務を再スタートしましたが、子育てをしながら夜勤のある介護業務はとてもきつく体力的に限界を感じていました。

「生活相談員をしないか?」と上司に声をかけられて不安ながらも承諾しました。
介護職員とは異なる視点で利用者の声を聴き、入退所の手続きや施設全体の行事の運営、家族への対応も多くとても充実していました。

そのような中、とても気になったのが「ケアを受ける側の気持ち」でした。

本当は自宅で暮らしたいが子供たちに迷惑をかけたくないと考えている利用者。
認知症状がひどい親を泣きながら施設へ連れてきた家族の気持ち。

色々な事情を抱えて行き着いた「施設に入所する」という選択肢が、「ここに預けて良かった」と思ってもらえるケアを提供したい、という気持ちが膨らんいきました。

「援助を受ける側」の気持ちや希望をもっと日々のケアに活かしたい。
そのためにはやはり、専門員の資格を取りケアマネジャーになりたいと考えました。

同じフロアには介護支援専門員がいましたが、フロア課長と兼務のため、介護支援専門員としての業務はほとんど手を付けていませんでした。

「どうしてもっとちゃんとやってくれないのだろう?」
「私だったら、違うケアプランにするなー。もっとよく利用者を見て欲しいなー。」

資格のない私が口を出しても取り合ってくれませんので、何が何でも介護支援専門員の試験に合格しなくては!と難しい介護保険制度の勉強をしたり、入所施設以外のサービスにも目を向けるようになりました。

2回目の受験で合格し、晴れて介護支援専門員の職務につくことが出来ました。

施設ケアマネジャーとして3年、居宅ケマネジャーとして4年、介護支援専門員として働きました。

介護支援専門員を離れて現在

介護支援専門員の仕事はとてもやりがいがありました。
利用者と家族、それに様々な職種の人たちがケアプランを通して一つの目標に向かって取り組む、介護支援専門員はそのチームプレーの要だな、と実感しました。

仕事の充実感が増すにつれ、仕事と母親業の両立という壁が立ちはだかります。
時間外勤務も当たり前、休みの日でも利用者からの電話は鳴りました。
子供が熱を出しても、仕事は休めません。
「ちゃんと子供たちのそばにいなければ」「利用者のこともきちんと支援しなければ」
そんな葛藤が長いこと私を苦しめました。

主任介護支援専門員の資格を取った頃から、体調不良が続きました。
悩んだ末ケアマネジャーとして働く事をあきらめ、退職しました。

そしていま、3~4年は介護業界から離れていましたが、介護支援専門員試験対策テキストの販売に携わる仕事をしています。

試験対策アドバイザーとして、受講生の方の悩みや不安の声を聴きアドバイスを送る毎日です。

まとめ

20代前半から約20年間、介護業界に携わってきた私のこれまでについて振り返りました。
色々な職種を経験し、苦労や悩んだことも沢山ありました。
こうやって、記事にまとめてみて分かった事があります。
それは、やはり私は高齢者と関わる仕事が好きなんだな、と改めて感じています。

ライタープロフィール

結のそら
むすびのそら。
介護福祉士や介護支援専門員として約20年介護業界に携わる。
取得資格:社会福祉主事、介護福祉士、介護支援専門員、主任介護支援専門員、福祉住環境コーディネーター3級

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