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糖尿病と食事療法

2018年3月13日 15:57

介護職が知っておきたい知識や情報

毎日欠かせない食事ですが、それを楽しみにしている人も多いでしょう。好きなものを好きなだけ食べられるというのは、何とも幸せな事ではありませんか。しかし、病気や疾病により、食事が制限されることもあります。今回は全国におよそ700万人いると言われている「糖尿病」と食事療法について、お話ししたいと思います。

糖尿病とは

人間の体は血液中のブドウ糖「血糖」をエネルギーに変え、原動力としています。この血糖量をコントロールしているのが、膵臓のβ細胞が作り出す「インスリン」というホルモンです。インスリンの働きにより、臓器は血糖を吸収しエネルギーとして利用したり、また蓄えたりし、体内での血糖量一定量を保っているのです。
「糖尿病」とは、血液中の血糖が過剰になる病気です。血液中の血糖の濃度を「血糖値」と呼びますが、一般的に血糖値が126mg/dl以上(空腹時)である場合、糖尿病であると診断されます。

糖尿病の原因と対応

糖尿病に2種類、「1型糖尿病」と「2型糖尿病」があります。「自己免疫」が原因である考えられている「1型糖尿病」は小児期に患うケースが多いことから、別名「小児糖尿病」とも呼ばれています。膵臓のβ細胞が破壊されインスリンがほとんど、あるいは全く作ることができなくなるため、インスリンを体外より注入しなければ生命に関わります。日本での年間発症率は1~2人/10万人、世界的には糖尿病患者の5%が「1型糖尿病」」と言われていて、若年層を中心に多くの年代で発症しています。
「2型糖尿病」は体質(遺伝)や高カロリー食・運動不足・ストレスなどの生活習慣が原因とされています。さらに「2型糖尿病」は、インスリンの分泌量が低下する「インスリン分泌障害優位型」と、インスリンの効力が低下する「インスリン抵抗性優位型」とに分けられます。いずれにしてもインスリンの効果が発揮しきれず、または分泌のタイミングなども悪くなるため、食事・運動療法、服薬やインスリン注射によって改善を図ります。

糖尿病の食事療法とカロリー摂取量

糖尿病における食事療法は、基本となる治療法です。他の治療を平行して行っていたとしても、適切な食事を摂っていなければ、血糖のコントロールができないばかりか、治療の効果が望めません。食事内容と共に、規則正しく食べる事が重要なポイントになります。その中でも特に注意しなければならない、カロリー(エネルギー)摂取量の目安を見てみましょう。

標準体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22
身体活動量(kcal/kg 標準体重)=25~30(デスクワーク)、30~35(立ち仕事)、35~(力仕事)
カロリー摂取量(kcal)=標準体重(kg)×身体活動量(kcal/kg 標準体重)

例:身長160cmの事務員
1,408~1,971kcal(カロリー摂取量)=56.32kg(標準体重)×25~35kcl/kg 標準体重(身体活動量)

自宅での糖尿病の食事

上記の計算や医師や栄養士からの指導のもと、摂取できるカロリーが算出されますが、その範囲内でたんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルなど、栄養をバランス良く摂る事が要されます。病院や施設での食事では、既に管理栄養士などによりカロリー計算がされている食事が提供されますが、自宅でカロリー制限を継続するにはどのような手段があるでしょうか。

宅食サービス
管理栄養士によりカロリー量が計算されたお弁当の宅配サービス。カロリー量にもバリエーションがあり、自身のカロリー摂取量に合わせて選べるほか、塩分や糖質に関しても計算されています。

家族や自分で作る
退院後などは、特に手作り料理が食べたくなるもので、家族や自身で糖尿病の食事作りを始める方もいます。その際は、医師より食事に関する指示書(食事指示書)をもらい、併せて食品ごとのカロリー量や栄養素が分かる「食品交換表」を活用しましょう。

ヘルパーに依頼する
介護保険の訪問介護サービスでは、通常の調理は「生活援助」に位置付けられていますが、糖尿病の食事は「特別な配慮が必要な食事」となるため、「身体介護」として扱われます。とはいえ、管理栄養士など専門資格を保持しているヘルパーを見つけるのは難しく、やはり「食事指示書」と「食品交換表」などを用いて、調理を行う事になります。

「毎日お弁当では飽きてしまう」「自分で作るには不安がある」などの場合は、上記の食事方法を組み合わせるのも良いでしょう。

まとめ

米や小麦など、糖質の多い食べ物を減らす食事を「糖質制限食」と言います。例えば豆腐で作った特殊な麺類を主食として使い、他の食べ物は好きなように食べる。比較的ストレスが少なく食事制限ができる「糖質制限食」も、極端かつ急激に血糖値を下げると、やはり体調に異変を起こします。大切なのは定期的に専門家の指示を仰ぎ、中長期スパンで自身の生活そのものを変革する事なのかもしれません。

ライタープロフィール

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介護福祉士、介護支援専門員。
小さな在宅系事業所で働いています。
介護に関わる全ての方々に、明るい未来を。

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