レクリエーションは人によっては得意な方苦手な方がいますが、その多くはネタがないということが挙げられます。ここでは私が実際行ってきたレクリエーションのネタについてご紹介していきます。
特に春に行いやすいレクリエーションについてご紹介していきます。
外出をして春を感じる
冬は寒いですので外に出にくく、外に出たとしても花はほとんど咲いておらず外出をする気分にはなかなかなりにくいです。しかし、春になりますと気温も高くなりますし、花など見れるものも多くなっていきますので是非外出をしていきましょう。
3月には梅の花、4月には桜の花がありますので、外出にはおすすめの季節であるといえます。
車いすの方などでは外に行くことは難しいケースもありますが、車で桜のスポットまで移動をして車内から見るだけでも楽しめますね。また、外出をするのであれば春らしいお菓子(和菓子)などを持っていって楽しむのも良いかと思います。
ただし桜の場合は花見客が多いですので、場所取りなどが大変です。
最近では高齢者に優先的に場所を確保してくれる花見もあります。私はいつもその制度を使って確保してもらってから花見にいっていました。せっかく見に行ったのに、人が多くて楽しめなかったとならないように準備が大切であるといえます。
折り紙で春らしく
折り紙で作れるもので居室や共用部などを春らしくしてみるのも季節を感じるレクリエーションであるといえます。特に春は花が多く咲く季節ですので、是非折り紙で表現をしてみましょう。
折り紙といっても手の不自由な方もいるかと思いますので、それらの方でも出来るだけ簡単に作成できるように工夫をしておくと良いでしょう。お勧めとしては桜を作成するということです。
桜はピンクの折り紙があれば簡単に作成することが出来ます。特に手が不自由な方の場合は折り紙を適当な大きさの紙にちぎってもらって、白い画用紙などに貼り付けるだけで簡単に桜を表現することが出来ます。単純に貼るだけでもよいのですが、出来れば木などを書いた画用紙に貼るとより桜らしく表現することが出来るでしょう。
食べ物のレクリエーション
外出をしたり、折り紙でなど目で春を感じることが出来れば、食べ物のレクリエーションを行って、鼻と舌で春を感じることをお勧めします。春を感じる食材としては、タケノコや菜の花、春菊などもそれに当たります。特に高齢者の場合はそのどれらも昔から馴染みのある食材ですので、積極的に取り入れるようにしましょう。
調理から一緒にすることをお勧めします。菜の花、春菊、タケノコは調理の前から食材の匂いを楽しむことが出来、特にタケノコなどは土の匂いなども感じることが出来ますので、高齢者の中には「懐かしい匂いやね」と喜ばれる場合もあります。
また春らしくするためにも、飾り付けやテーブル周りの装飾なども春らしく演出してみましょう。桜の花びらを散らしたり、目で見ても春を感じれるようにすることをおすすめします。春の食べ物は非常に多く、クイズ形式などで春の食べ物を挙げてもらうこともできますので、そこで出た食材を使用しても良いでしょう。
まとめ
春は寒い冬の次の季節ですので、身も心も軽くなります。レクリエーションなどを行う時期としては非常におすすめなのが春のレクリエーションであるといえます。
桜が最も春を演出させやすく、レクリエーションで多用されますが、他にも様々な春がありますので、是非この機会に見つけてみるのも良いでしょう。
また、春の季節は意外と寒い季節です。外出などをする際は、出来るだけ寒くならないように着こんでいくことをお勧めします。
しっかりと季節感を楽しむことにより、認知症の予防にも働きます。
ライタープロフィール
Kokko0320
介護福祉士、ケアマネジャー、社会福祉士を取得しています。
介護についての情報や私の経験談など、現在介護をしている方はもちろん、これから介護を目指している方にわかりやすくご紹介していきます。