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社会福祉士なら知っておきたい社会福祉士会のこと

2018年6月11日 13:06

社会福祉士のお仕事

今回は、社会福祉士としての専門性を高めていくためのポイントとして社会福祉士会についてご紹介していきます。

社会福祉士会をはじめとする職能団体について

社会福祉士会は、社会福祉の向上や啓発、社会福祉士資格を持っている人同士の交流や自己研鑽のための活動を行う職能団体です。この職能団体というのは、従事する仕事の専門性の向上や、その職種としての待遇や利益確保のための活動、研究会や講演会、親睦会などを行う団体です。

社会福祉士会のほかにも、医師会や介護福祉士会、介護支援専門員協会、看護協会など様々な専門職が職能団体を有しています。中には、該当する資格を所持したら必ず職能団体に入会しなければならないとしている所もありますが、社会福祉士会は任意の入会とされています。社会福祉士試験に合格すると、もれなく社会福祉士会の入会案内もいただけるので、その内容をよく読んで入会を判断してください。

社会福祉士会に入会する主な3つのメリット

社会福祉士会には47都道府県に組織があり、入会する場合は、自宅または勤務先のある都道府県社会福祉士会に入会することになります。47社会福祉士会によっては独自の活動を行っている所もありますが、共通のメリットとしては以下が挙げられます。

会員証、会員バッジの発行

社会福祉士に合格した方であれば社会福祉士登録証はお持ちだと思いますが、普段の活動時に携行している方はまずいないと思います。名刺に社会福祉士登録番号を記載することも考えられますが、やはり会員証のようなものがあると何かと便利です。社会福祉士として活動に取り組んでいるとモチベーションも上がります。

情報誌の提供

 先輩社会福祉士の取り組み発表や論文、福祉政策の最新情報などを入手する機会が得られます。日々業務に追われていると情報取集にさける時間も少なくなってしまいます。定期的に情報提供が行われるのはとてもありがたいことだと思います。

研修等の情報提供

 近隣で開催される研修情報などは、こまめに送付されてきます。これら研修に参加するための費用は別途負担しなければならないのですが、会員の場合、優先申し込みや割引などの恩恵も受けることができる場合があります。

そのほかにも、研究誌への論文投稿や研究成果を発表する機会、会員間のネットワーク構築、出版物の割引購入などの機会が得られることになります。

社会福祉士会に入会するデメリット

社会福祉士会に入会するデメリットは特にありませんが、あえて言うのであれば年会費がかかることです。年会費も都道府県社会福祉士会により若干異なりますが、年間1万5000円前後の年会費が必要となります。この費用をどのように考えるかは人それぞれですが、今後社会福祉士として活躍をお考えの方にとっては、各種研修の案内や会員間のネットワークを構築する費用としては十分に価値のあるものだと思います。

しかし、資格は取得したけれど社会福祉士として活動を行う予定のない方は、入会を見送ることもひとつかもしれません。入会については任意ですし、期限もありません。特に活動の予定もない、研修に参加する必要もないのであれば加入するメリットはほとんどありませんので、必要な時に入会する形でも特に問題はないと思われます。実際に私も入会したのは、社会福祉士を取得して5年ほど経過した後です。

今後のステップアップを考えた時に、研修などで知識をアップデートしたり、交流会などで先駆者の意見を聞くことも必要だと思ったからです。

さらなるステップアップを目指して

社会福祉士には、社会福祉士としての専門的知識と技術を用いた実践力を認定するための制度があります。これらは、認定社会福祉士、認定上級社会福祉士と呼ばれており、認定を受けるためには、社会福祉士としての実務経験や社会福祉士会に入会していることなど様々な条件があり、多くの知識と経験を有する狭き門ではあります。認定を目指している方にとって社会福祉士会は無視できない存在でしょう。認定を受けて個人で社会福祉士事務所を構えている方もいらっしゃいます。

まとめ

今回は社会福祉士会についてご紹介しました。これはどの資格にも通じることですが、資格を取得することがゴールではありません。専門職として活動を続けていくためには、日々の業務はもちろんですが、どのような専門職を目指していくか、そのために必要な知識・技術を身につけるためには様々な研修や交流に参加してくことが重要だと思います。

ライタープロフィール

kyota8414
介護職や地域の相談員として7年福祉業界に携わる。
取得資格:ホームヘルパー2級、認知症ケア指導管理士(初級)、社会福祉士

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