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実はケアマネより上級資格?!介護福祉士について

2018年4月4日 12:10

介護福祉士のお仕事

介護福祉士という名称は、皆様一度は耳にした事があると思います。社会福祉士、精神保健福祉士と並んで「三福祉士」と称される国家資格です。

意外と知られていませんが、ケアマネージャーの資格は国家資格では無いので、位置付け的には介護福祉士の方が上級資格。
この介護福祉士は、現在そして今後の高齢化社会を支える上で重要なポジションです。
どうすればなれるのか、この資格でどんな仕事が出来るのか、ご説明致します。

介護福祉士になるには

一般的な取得方法は、実務経験3年以上かつ540日以上で筆記試験を受け、さらに450時間の実務者研修を受講し、介護福祉士名簿に登録することができます。

実務経験は基本的には福祉系の現場で働いて得ることができます。3年で540日ですから、フルタイムである必要は無いですし、必要時間は決まっていないので、登録ヘルパーで一日1~2時間だけ働いていた、という場合も経験日数に入れることが出来ます。

私が介護福祉士を取得したのは平成16年、この時は筆記試験に合格して実技試験、という流れでした。それが筆記プラス実技もしくは実務者研修、そして現在は実技は無くなり実務者研修が必須となりました。

450時間と聞くとぞっとしますが、実際は基礎資格があればその分時間は減りますし、通信教育でフォローもあります。そしていつ取得しても良いので、本気で介護業界で働くつもりなら、全く初めての資格を実務者研修にすることもできます。そういった場合はがっつり知識を得てから介護職に就けるわけで、そういった方法が取れるのはいいことだなと思います。

ただ現場で上がっている声としては、金銭的な負担と時間的負担が大きすぎる、というものが多いです。以前は現場で3年頑張って1万円弱の受験料を払い、勉強して筆記に合格し、実技の練習をして資格を取得する、という、努力でどうにかなる資格だったのですが、この実務者研修は無資格者でしたら10万円弱~15万円、ヘルパー2級、初任者研修があって8万円前後が相場ですし、研修も長く難しくなっています。
理解のある職場で働きながら、受講料や研修時間分の給与を保障してくれるならいいのですが、そういった職場ばかりでも無いでしょう。
今後需要の増える介護福祉士の資格が取りにくくなっているのは残念ですが、その分しっかりと勉強をしてから取得できるのも事実です。

介護福祉士ができる仕事

介護福祉士を取得していると、訪問介護のサービス提供責任者にもなれますし、福祉用具専門相談員もできます。自治体によっては生活相談員の仕事も可能です。

このように職種の幅が広がるのはもちろんですが、介護福祉士は介護のプロでありながら、利用者や家族の相談に乗って助言をしたり、介護技術を指導したり生活においてアドバイスを行うことができます。
実務経験を積み、しっかり勉強して試験に合格し、そして現在では長い研修で奥深くまで介護について学んだ介護福祉士は、上記のような職種以外に、もちろん現場介護職としての需要も高いです。
需要が非常に高いので、施設やデイ等では、無資格者でも可能の募集は数多くありますが、やはり即戦力として働ける介護福祉士は人気が高く、給与面でも優遇されています。

介護保険上でも、介護福祉士の価値は高く評価されており、介護福祉士の割合が高いと算定できる加算もたくさんあります。
その分事業所の収入が増えるという事もありますが、この加算を取っているという事はしっかりした職員が多くいるという証にもなるのです。

まとめ

介護福祉士は現在、そして将来の超高齢化社会において重要なポジションを担っており、非常に需要が高い一方、資格を持っていても介護職についていない人が多くいます。これはやはり介護業界の労働環境に問題がある部分が大きいかと思いますし、実務者研修が必須になった事で、わざわざ介護福祉士はとらないという人も増えてきているようです。
介護の資格の中では最高峰で国家資格、もっともっと地位や待遇が向上し、みんなが目指す資格になればいいなと思います。

ライタープロフィール

ふうこん
老健、特養、デイ、ヘルパーを経て現在は居宅のケアマネをしています。
資格:ヘルパー2級、介護福祉士、認知症実践者研修、全身性ガイドヘルパー、介護支援専門員

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