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病院での介護職という立ち位置・役割

2017年12月2日 11:09

病院の介護職のお仕事

介護施設だけではなく病院でも介護職が活躍できるということをご存知でしょうか?病院の介護職に興味はあるけどどんなことするのか、看護師や医師との位置関係は?と疑問がたくさんあると思いますので今回は私が働いていた病院の事をお話しします。

介護職にできることとできないこと

病院での介護職は看護助手とも呼ばれることもありますが、1日の業務の中で排泄介助や入浴介助、食事介助等基本的なことを行います。もちろんですが医療行為は行えません。介護職が行うことができる医療的ケアの中でも人口排泄口の排泄物処理や口腔ケアのみ行い、それ以外は行いませんでした。バイタルチェック、検温、薬の管理は看護師が記録等を行う関係もあり看護師が全て行なっていましたし、絆創膏を貼るだけの応急処置でも看護師に傷を見てもらってそのまま看護師が処置を行っていました。

絆創膏を貼る行為はもちろん行えないことではないのですが、万が一のことを考え自己判断はせず看護師に任せる方が安心です。

何かあった時の為に看護師の判断ですと言えるように、責任を擦りつけるわけではなく自己防衛のためにもそうするように研修を受けます。

病院内での介護以外の業務

入院中の患者さんの中にはリハビリがあったり、検査のために検査室へ行かなくてはならない患者さんもいます。その時は介護職がリハビリ室や検査室への送迎を行います。

他にも看護師や医師が使う滅菌済みの器具を取りに行ったり、検査室へ検体を持って行き検査結果を持ち帰ってきたりもします。簡単に言ってしまえば雑用になってしまうのですが、送迎の時間は患者さんとゆっくり話すいいタイミングですし、検査室へ行く時や滅菌済みの器具を取りに行く時は少し落ち着けるのでいい気分転換になります。

日勤ではやる事ができませんが、夜勤の時には褥瘡に当てるためのパットを作ったり、看護師が使うカートの消毒をしたりなど、看護師が仕事をしやすいようにするのも仕事です。他には清掃員がいなかったので病棟内の清掃をしたり、手すりなど次亜塩素酸で消毒したりと環境整備もしました。

【例】
・患者のリハビリ・検査室への送迎
・器具や検体の受け取り、運ぶ作業
・褥瘡パットの作成
・清掃や消毒などの環境整備

介護職と看護師の関係

介護職は立場的に下に見られると考えてしまいがちですがそんなことはありません。介護職は給料以上の業務をしていると尊敬してくれる看護師もいます。仕事をするうえでは上も下もなくコミュニケーションを取れないと仕事に支障が出てしまいます。

介護職は看護師に頼まなくてはいけない業務が多いのですが、看護師も介護職に頼る部分も多いです。頼まれることは看護師にもできる業務ですが、点滴漏れによるシーツ汚染は介護職がシーツを交換している間に看護師が点滴の差し替え準備をする方が時間を無駄にせずに済みます。もちろん自分でシーツ交換してしまう看護師もいますが、声をかけて協力すると後々自分が困った時に助けてくれますよ。
恩を売るわけではないですが、協力し合うのは自分の体も楽ですし相手の体も楽なのでオススメです。

まとめ

病院介護職の立ち位置・仕事・役割について書いてきましたが、配属される病棟によってはやることが変わります。総合病院だと療養型病棟だけではなくリハビリ病棟や精神科病棟等色々な病棟があります。どこの病棟にも介護職または看護助手がいてそれぞれの仕事をしています。

患者さんの身の回りのお世話だけではなく病棟内の環境整備やちょっとした雑用もありますが、常に看護師や医師がいる中での仕事はとても安心感があります。もちろん安心してるとはいえ仕事中は常に患者さんの体の変化に気を配り褥瘡を作らないようにしたり、患者さんに変化があればすぐに看護師に報告することが大切です。

病院の一番の目的は治療なので介護士や看護助手は看護師が看護に専念できるようにサポートするための仕事だと思って貰えれば間違いないと思います。

ライタープロフィール

ぶん
自宅で半身まひ、認知症に祖父を半年間介護。高卒で介護士を目指し介護職員初任者研修取得。病院で介護士として2年働き、現在は子育て中のため退職。

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