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相談援助のエキスパート!社会福祉士の資格とは? 資格のメリットや受験資格や試験内容について詳しく解説!

2017年11月2日 16:51

介護職で働くための資格

高齢者に限らず幅広い分野で活躍する社会福祉士の資格とはどのようなものでしょうか?
資格を取得するためには何が必要か?取得後の就職先などは?など、試験の内容と合わせてご紹介します。

社会福祉士の資格はどうやって取れるの?

社会福祉士は精神保健福祉士や介護福祉士と同じように国家資格です。
国家試験に合格すれば社会福祉士の資格を取得できますが、受験資格を得るためには大学や養成施設などに通学して専門知識や技術を学ぶ必要があります。

受験資格を取得するルート
・福祉系大学等(4年)にて指定科目を履修
・福祉系短大等(2~3年)にて指定科目を履修、1年以上(短大2年の場合は2年以上)の相談援助の実務を経験する
・福祉系大学等(4年)にて基礎科目を履修、短期養成施設等(6月以上)に通学
・福祉系短大等(2~3年)にて基礎科目を履修、1年以上(短大2年の場合は2年以上)の相談援助の実務を経験し、短期養成施設等(6月以上)に通学
・社会福祉主事養成機関を経て2年以上の相談援助の実務を経験し、短期養成施設等(6月以上)に通学
・児童福祉士、身体障害者福祉士、査察指導員、知的障害者福祉士、老人福祉指導主事のいずれかの実務を4年以上経験する
・一般大学等(4年)を卒業後一般養成施設等(1年以上)に通学
・一般短大等(2~3年)を卒業後、1年以上(短大2年の場合は2年以上)の相談援助の実務を経験し、一般養成施設等(1年以上)に通学
・4年以上の相談援助の実務を経験し、一般養成施設等(1年以上)に通学

このように、受験資格を取得するルートは細かく決められています。

社会福祉士の資格取得を考えているなら、「自分はあと何年実務経験が必要か?」または「養成施設に通学するなら半年でいいのか、1年なのか?」という部分をしっかり確認する必要がありますね。

社会福祉士の資格を取得する3つのメリット

1. 信頼性

専門的知識や技術を持っている、しかも社会福祉分野全般において幅広く活躍できる社会福祉士は、かなり信頼性が高いと言えます。
また、難易度の高い資格を取得することで周りからの評価も上がります。
悩みや困っていることを聞いてもらう相手が、難しい試験に突破した専門的な資格を持っているなら安心して相談が出来ますよね。

2. 就職・転職に有利

行政や地域包括支援センター、医療機関のソーシャルワーカーとして勤務したい場合、有資格者であることを条件にしていることも少なくありません。また、社会福祉士は相談援助職のエキスパートですので、介護業界だけでなく障害者福祉や児童福祉といった様々な分野で活躍することが出来、選択肢の幅が広がります。

3. 知識が豊富になる

社会福祉士の資格を取得するために、社会福祉に関する多くの知識をインプットします。これまで介護分野だけ、障害者の分野だけを見ていた自分が、福祉社会全体を見渡せるようになり、自分自身の成長にも繋がります。

社会福祉士の試験について

社会福祉士の試験は年に1回、2月に実施され合格発表は3月中旬です。

願書受付

例年9月上旬~10月上旬

受験資格

上記の受験資格ルートを確認してください。

試験形式

5つの選択肢から正しい答えを一つ選ぶ出題形式(5肢択一)で、マークシート記述式です。

試験科目

18科目から150問が出題される。制限時間は240分(精神保健福祉士の資格を所有している方は、一部試験科目が免除になります)
[1] 人体の構造と機能及び疾病
[2] 心理学理論と心理的支援
[3] 社会理論と社会システム
[4] 現代社会と福祉
[5] 地域福祉の理論と方法
[6] 福祉行財政と福祉計画
[7] 社会保障
[8] 障害者に対する支援と障害者自立支援制度
[9] 低所得者に対する支援と生活保護制度
[10] 保健医療サービス
[11] 権利擁護と成年後見制度
[12] 社会調査の基礎
[13] 相談援助の基盤と専門職
[14] 相談援助の理論と方法
[15] 福祉サービスの組織と経営
[16] 高齢者に対する支援と介護保険制度
[17] 児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度
[18] 就労支援サービス、更生保護制度

合格基準

問題の総得点の60%程度を基準とし、問題の難易度で補正した点数以上を得点した者。

合格率

26.2%(平成27年度)、25.8%(平成28年度)

受験料

7540円

資格取得後の就職先は?

社会福祉士は社会福祉全般において相談を受けたり助言や指導を行う専門職です。
社会福祉士が活躍する場は多岐にわたり、近年では福祉業界だけにとどまりません。

保健・医療分野
・医療機関
・保健所

高齢者福祉分野
・地域包括支援センター
・介護保険施設
・老人福祉センター

障害者福祉
・知的障害者施設
・身体障害者施設
・精神障害者生活訓練施設
・知的障害児施設
・肢体不自由児施設
・地域活動支援センター

児童・家庭福祉
・児童自立支援施設
・母子生活支援施設
・婦人保健施設
・児童館・隣保館
・更生保護施設

行政
・児童相談所
・福祉事務所
・社会福祉協議会

福祉サービス関連企業
 
社会福祉士は業務独占ではなく名称独占ですから幅広い分野で活躍できます
就職先によっては管理職や介護職との兼務や、送迎や営業など相談援助以外の業務を任せられることがあります。また、相談業務に入る前に、実際の介護現場を経験する必要があるとして、数か月または数年間は介護職として働かなくてはならない場合もあります。
就職・転職をする際は、その職場でのルールや業務内容についてきちんと把握しておかなくてはなりません。

まとめ

社会福祉全般における相談援助職として活躍できる社会福祉士の資格についてまとめました。
もっと視野を広げたい、様々な職種を経験したいと考えているなら、相談援助のエキスパートである社会福祉士の資格取得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ライタープロフィール

結のそら
むすびのそら。
介護福祉士や介護支援専門員として約20年介護業界に携わる。
取得資格:社会福祉主事、介護福祉士、介護支援専門員、主任介護支援専門員、福祉住環境コーディネーター3級

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