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介護福祉士の資格とは? 資格のメリットや受験資格や試験内容について詳しく解説!

2017年10月19日 15:43

介護職で働くための資格

介護の仕事を始めて間もない方は、「いつかは介護福祉士を取ろう」と目標に掲げて日々切磋琢磨している方も少なくないかと思います。

今回は、実際に介護福祉士を取得するメリットは何か?受験に必要なことは何か?介護福祉士の試験は難しいのか?などなど、介護福祉士に関する疑問にお答えします。

介護福祉士の仕事とは?

介護福祉士は社会福祉士や精神保健福祉士と並ぶ国家資格です。
介護のプロフェッショナルとして必要な知識と技術を習得している人しか「介護福祉士」と名乗ることはできません

介護福祉士の主な業務は、高齢者や障害を持つ方の生活全般の援助を行うことです。
・身体介護・・・入浴や排せつ、食事、移動介助などの日常生活の介護を行います。
・生活援助・・・調理、洗濯、整理整頓、買い物など日常生活を送る上で必要な支援を行います。
・相談や助言・・・利用者や家族に対して困りごとや不安の相談に応じたり、介護方法についての助言を行います。
・社会活動支援・・・社会参加のための声かけや情報提供などを行います。地域での活動へ参加を呼びかけたり介護施設内でのレクレーションを開催し、利用者が社会参加を継続できるように働きかけます。

これらの業務は無資格でも出来るのではないか?と疑問を持たれるかもしれません。
もちろん、無資格でも介護のお仕事は出来ます。

しかし介護福祉士と資格を持たない介護職員の大きな差は、介護のみならず社会福祉や医療などの専門的な知識や技術を習得している点です。
介護度の高い利用者、医療ケアが必要な利用者、認知症の症状が強く出ている利用者、それぞれが必要とするニーズは多岐にわたります。
これらの利用者や家族を支援するには、幅広い視点で支援する力が必要です。その力を介護福祉士は備えている、という事になります。

介護福祉士の資格を取得するとこんなメリットがある!

では、実際に介護福祉士を取得した場合どのようなメリットが考えられるでしょうか。

収入がアップする

介護福祉士を取得すると給与面で待遇が良くなります。
無資格だと平均月給19万円、それに比べ介護福祉士は平均月給24万円と5万円もの差があります。基本給が上がれば賞与も上がりますのでその分年収が増えます。
さらに職場によっては、3千円~1万円の「資格手当」がつく場合があります。

仕事の選択肢が増える

介護福祉士は介護の専門職であり、リーダー的素質を兼ね備えています。
事業所内のチームリーダーやフロア主任など責任のある仕事を任せられたり、介護現場から離れて生活相談員として従事することも可能です。
また、在宅サービスである訪問介護事業所ではサービス提供責任者として活躍することも出来ます。

就職や転職有利

高齢化社会である現代では、介護人材はどこもとても需要が高いです。
無資格でも介護の仕事はスタートできますが、採用する側はやはり「資格を持っていて即戦力になる人材」を求めています。
介護福祉士の資格は今後転職する場合にもとても有利で、待遇のよい事業所への就職も望めます。

キャリアアップに役立つ

介護福祉士を取得していれば介護支援専門員になることも夢ではありません。
介護福祉士を取得してから5年以上の実務を経験すれば介護支援専門員の受験資格を得ることが出来ますのでキャリアアップにも繋がります。
また、国は介護福祉士よりさらに上位資格である「認定介護福祉士(仮称)」の創設を検討しています。

介護福祉士の試験について

介護福祉士を受験するには3つのルートがあります。

1. 実務経験ルート【実務経験3年 + 実務者研修 + 国家試験】
2. 養成施設ルート【養成施設卒業 + 国家試験】
3. 福祉系高校ルート【福祉系高校卒業 + 国家試験】

受験資格

1の実務経験ルートで受験する場合、必要な受験資格は2つあります。
・「介護等の業務に従事した期間が3年(1095日)以上で、かつ従事日数が540日以上」
・「実務者研修」を修了していること

申し込み時点で必要な日数を満たしていない、もしくは実務者研修を修了していなくても、試験前日までに満たすことが出来るならば「見込み証明書」を提出することで受験できます。

試験の内容

介護福祉士の試験は、出題範囲が幅広い点に特徴があります。
介護に限らず社会福祉全般の知識、高齢者や障害者についての知識など全13科目があり、試験に合格するには全ての科目でまんべんなく得点する必要があります。

平成28年度からは出題範囲に医療的ケアが5問追加されましたので、試験の問題数は全部で125問です。

受験スケジュールと試験方式

介護福祉士の試験は例年1月下旬に実施され合格発表は3月です。
試験の方法はマークシート記述式で、5つの選択肢から正しい答えを選ぶ「5肢択一方式」です。合格基準は総得点の60%で、実施される年の難易度によって1,2点補正されます。

介護福祉士は、社会福祉士や介護支援専門員の試験に比べると合格率が高く取得しやすいと言われています。
しかし昨年度(28年度)の試験は受験者数がぐっと下がりました

介護保険制度の改正により実務者研修が義務付けられたことで受験そのもののハードルが上がりました。
実務者研修には費用と時間がかかりますので、試験までに研修を修了出来なかった方、費用面で受験を躊躇した方も多かったと予想されます。

まとめ

専門的な知識や技術が必要とされる介護福祉士の資格。取得することで給与もアップし現場でもリーダー的役割を担うことが出来ます。
高齢化社会と言われる現代においては、質の高いサービスを提供できる専門的な人材が求められています。介護現場でキャリアアップしていきたいと考えるならば、ぜひ介護福祉士の資格を取得しておくことをお勧めします。

ライタープロフィール

結のそら
むすびのそら。
介護福祉士や介護支援専門員として約20年介護業界に携わる。
取得資格:社会福祉主事、介護福祉士、介護支援専門員、主任介護支援専門員、福祉住環境コーディネーター3級

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