介護の派遣で働いている方の中には、単発で夜勤をしている方もいます。単発夜勤というのは非常におすすめな働き方で人気があります。
なぜ人気があるのか、単発夜勤で働くことへのメリットデメリットなどについてご紹介していきます。
給料が高い
単発夜勤の最大のメリットとしては給料が非常に高いことが挙げられます。通常日勤で働くよりも夜勤で働く方が給料は高くなります。また、介護の場合は夜勤の場合働く時間が長くなることが特徴として挙げられます。
介護の夜勤は18時間拘束、実働は16時間という2交代夜勤が一般的です。そのため、1回の夜勤で16時間、2日間分の給料を得ることが出来ます。ある派遣会社では17時から10時までの夜勤で2万円の給料を支払っているところもあります。月に10回の夜勤をすることが出来れば20万円の給料を得ることもできます。
通常単発の仕事は、時間が空いた時に稼ぎたい方にはおすすめですが、単発夜勤の場合は一気に2日分の給料を得ることが出来ますので時間がない方にとっては非常におすすめです。
仕事のスキルを求められる場合も
夜勤の場合は、職員の数が少ないです。例えば、ある施設では100名の高齢者に対して4名の夜勤職員で対応をしているところもあります。単発で入るということは、初めての高齢者に対して介護をするということであり、職員の数も少ないですので教えてもらえるということは少ないです。初見である程度の仕事が出来なければなりません。介護の経験と知識、技術が求められます。初心者はもちろんですが、経験年数も求められる可能性もあります。
また、多くの施設では日勤帯で数日勤務をしてもらってから、単発夜勤ができるというシステムを取っているところもありますので、単発夜勤をするまでの過程に数日を要する場合もあります。派遣会社によっては、自身の会社で研修を行っているところもあります。
体力的に続けることができるのか
単発夜勤の仕事は長時間の労働になりますので、体力的な面、精神的な面で続けていくことが難しい人もいます。特に体力的な面では注意が必要です。仮眠時間が2時間設定されているところがほとんどですが、気の張っている夜勤ですので満足に仮眠をとれない場合がほとんどです。 18時間の間覚醒し続けると徐々に集中力が切れてしまいますので、ミスを起こすことも増えていきます。
しかし、体力的な面で自信がある方にとっては単発での夜勤は、単価も高いですし、合っているかもしれません。時間も長いので自分が夜勤に合っているのかしっかりと見極めていかないといけません。ある派遣の方は、夜勤に入る前に日勤帯で昼前まで働き、夜勤が明けた次の日は日勤で働くという勤務をしていることがあり、3日間で3万円以上稼ぐ場合もあります。
単発の夜勤を探すためのポイント
まずは派遣サイトに登録をすることをお勧めします。登録をする際は単発で夜勤の仕事がしたいということを明確に意思表示をしておきましょう。また、今までの実績があるのであればそれを提示して、夜勤の仕事を紹介してもらえるようにアピールをしておきます。
単発の夜勤の仕事は人気がありますので、もし紹介が来たら出来るだけ受けるようにすることをお勧めします。
また、登録は出来るだけ複数しておくとそれだけ派遣の仕事が紹介されやすくなりますので、積極的に登録をすることをお勧めします。
まとめ
介護での働き方は非常に多岐にわたりますが、単発の夜勤の仕事はその中でも特殊な部類に入ります。しかし、近年の人手不足からニーズは高まってきていますし、需要もあります。施設としては夜勤は派遣の仕事で、日勤帯に正社員を集めたいと考えている場合もあります。
しっかりと稼ぎたい体力に自信がある方は是非夜勤の単発をお勧めします。
ライタープロフィール
Kokko0320
介護福祉士、ケアマネジャー、社会福祉士を取得しています。
介護についての情報や私の経験談など、現在介護をしている方はもちろん、これから介護を目指している方にわかりやすくご紹介していきます。