介護職で働いている職員は、正社員とパートが多いです。しかし最近では、派遣を雇う介護施設も増えてきています。需要が高いというのもありますが、
派遣という働き方を選ぶ人が増えているということもあります。そこで、介護職の派遣は、どんな所が良いのか、お伝えしていきます。
1. 自分の生活スタイルに合わせて働くことができる
派遣の長所としてまず挙げられるのは、「自分の生活スタイルに合わせて働くことができる」ということです。派遣社員として登録するときに、「平日の日勤帯で働きたい」「夜勤はできない」といったことを選択することができます。
子育てをしながら働きたい人には、とても良いシステムです。
また介護施設であれば、突発的な残業はつきものですよね。正社員やパートであればやむを得ず残業する場合がありますが、派遣は時間きっかりで帰ることができます。自分の生活を大事にしたい人は、派遣がオススメです。
2. 悩みを相談することができる
派遣社員には、仕事を紹介する担当スタッフがいます。このスタッフが継続の有無だけでなく、仕事に関する相談も聞いてくれます。
介護施設で働いていると、閉鎖的に感じることもありストレスを溜め込みますよね。また人間関係も職場によって様々なので、ただの一度愚痴を言っただけなのに、違った形で広まることもあるかもしれません。
派遣であれば、そんな職場での悩みも相談することができます。また仕事を続けることが困難であれば、その職場での継続を辞め、別の職場で働くことも可能なのです。
3. 色々な職場で働くことができる
上記にも挙げましたが、派遣は様々な場所で働くことができるというのも長所の1つです。介護施設で働いている人の中には、「在宅介護の仕事もしてみたい。けど仕事を辞めることはできない」と悩んでいる方もいますよね。
派遣であれば、施設から在宅まで、幅広い分野で働くことができます
。「経験を培いたい」
という人には、派遣という働き方はオススメします。
4. 即戦力を求められる
派遣のメリットを挙げてきましたが、もちろんデメリットもあります。まず「派遣は即戦力を求められる」ということです。介護施設が派遣を雇う理由は、人材が欲しいからです。しかし派遣社員を雇うのは、実はかなりお金がかかるのです。なので、介護施設側は、即戦力のある派遣社員を求めています。
あまり経験がないと、派遣先で苦労する場合が多いです。そんな人は、専門スタッフに相談し、未経験でも可能な職場で働くことを希望しましょう。
5. ボーナスがない
正社員やパートであれば、昇給やボーナスがあります。しかし派遣にはそれらがありません。急な出費が必要になっても、対応できない場合が多いです。「お金がない」からと、Wワークをする人がいますが、ただでさえ激務な介護の仕事をやった後に別の仕事をすれば、身体を壊してしまいます。
派遣で働く場合は、ある程度自分の生活状況を把握し、派遣の給料でやっていけるのかどうか判断してから選択することをオススメします。
まとめ
いかがでしょうか。派遣は自分の生活スタイルに合わせて働くことができる半面、経済的に苦しい場合もあります。男性に派遣はオススメしませんが、子育てをしながら働きたいと考えている女性の人には、オススメです。
注意して欲しいのは、派遣とはいえ「利用者さんの命を預かる仕事だ」ということを心がけることです。派遣だからといって手を抜いて良いわけではありません。仕事はキッチリと行うようにしましょう。
ライタープロフィール
miruto
プロフィール:リハビリ系の学校に通うも中退。ひきこもりを経て工場で働きながら通信制大学に通い社会福祉士になる。その後現場経験を培う為、特別養護老人ホームで介護員として働いている。
趣味は温泉巡り。