私は介護業界で介護職、相談員やケアマネ、管理者など様々な仕事をしてきましたが、介護職が一番最初の仕事でした。今思っても介護職としての経験を積んでいたからこそ、相談員やケアマネの仕事が出来たのだと思います。
ここでは、私がなぜ介護職を目指したのか、介護福祉士以外の資格をなぜ取得しようと思ったのかについてご紹介していきます。
介護職を目指したきっかけ
私が介護職を目指そうと思ったきっかけは高校２年生の、社会体験の実習でした。その時一番仲が良かった友達が介護施設にボランティアに行くと聞いて、それに付いていったのです。
私がボランティアをしたのは、特養の夏祭りのボランティアで高齢者の方に付き添い出店を回るというものでした。その時私が付き添ったおばあちゃんは、とっても笑顔の可愛い方でした。話も面白く、そのおばあちゃんから「あんたはこの仕事に向いているのかもしれないね」といわれたのが非常に印象的でした。とっても嬉しかったことを覚えています。
介護職の仕事に興味を持ったのはその時です。また、その時代は介護保険が始まって間もない頃であり、介護職の資格を取得していれば一生食べるのに困らないといわれていた時です（現在でもそういわれていますが）。そのため、両親からも介護職になることを強く勧められました。
私は介護の専門学校に入学することを決めました。これが私が介護職になろうと思った過程です。
ケアマネジャーを目指した理由
専門学校に通って卒業と同時に介護福祉士を取得しました。介護職の仕事は奥が深く、とても楽しく仕事をしていました。介護職としては特養で４年、デイサービスで２年と経験がありました。
ケアマネジャーに興味を持ったのはデイサービスの時です。デイサービスは在宅サービスなので、在宅のケアマネジャーと関わる機会が非常に多く、一生懸命高齢者の為に支援をするケアマネジャーの姿を見て、私も将来的にはなりたいと考えました。
幸い介護福祉士を持っていて経験が５年以上ありますと、ケアマネジャーの受験資格を持つことができましたので試験を受けることにしました。当時の試験は今よりも合格率が高かったので、1度の受験で合格をすることができました。私は同じ法人内の居宅介護支援事業所でケアマネジャーをすることになりました。
社会福祉士を目指した理由
ケアマネジャーとして働いていると、様々な専門職の方と関わります。私が関わった中でも、地域包括支援センターで働く社会福祉士の方は非常に尊敬出来る方でした。
地域の高齢者の為に、見回りをしたり、皆が集まれる憩いの場所を開催したり、地域の高齢者の為に介護保険の説明をしたりなど様々な取り組みをしていました。ケアマネジャーは要介護の高齢者の方だけを支援できることに対して、社会福祉士は地域の高齢者全体を対応できるという点では非常に魅力的な職種であると思いました。
社会福祉士は相談援助経験の実務経験が一定以上あれば、通信教育を受けるだけで受験資格を取得することができます。働きながら通信学校に通い、社会福祉士も運良く１度の受験で取得をすることが出来たのです。
その後私は結婚をして、子育てをしています。社会福祉士としての実務経験はほとんどありませんが、また復帰したら社会福祉士として活躍できればと思っています。
まとめ
介護の仕事は人が相手ですので、日々相手の変化が目に見えますし、自分も人間として成長することが出来ます。また、介護の仕事は今後数十年需要が増え続ける職種であるといえます。
またキャリアアップに関しても介護の仕事は様々な道があります。介護福祉士として極める方や、ケアマネ、社会福祉士などの資格を取得する道などもあります。
これから介護を目指そうと考えている方は、私の体験談で少しでも前向きに考えていただければ幸いです。
ライタープロフィール
Kokko0320
介護福祉士、ケアマネジャー、社会福祉士を取得しています。
介護についての情報や私の経験談など、現在介護をしている方はもちろん、これから介護を目指している方にわかりやすくご紹介していきます。
